メンバーメッセージ:笑顔の花を咲かせたい!

小畑 孝子 |正会員・譲渡管理部担当

「しあわせの種たち」

私がこの名前を知るキッカケとなったのはSNSに上がって来た1頭のワンちゃんでした。

この、お花をつけ満面の笑みで写る1枚の写真を見たとき・・・


え!この子が保護犬さん?

言葉にならない感動の気持ちが湧いて、思わず「私にも何かできないだろうか」と直ぐに連絡していました。

それから4年の月日が流れ、京都に住む私ですが、月に一度は岡山県動物愛護センターに通い

シャンプーやお散歩ボラをさせてもらったり、ワンちゃんの預かりや搬送、譲渡のお手伝いをさせていただいています。

センターに行く度、犬舎の中から「私をだして!」と訴える瞳や声がいつも私の胸を締めつけます。

「待っていてね。必ずここから出してあげるから!」と胸に誓い帰路につきます。

しかし、助け出しても助け出しても次から次へと収容が続き、ゴールの見えない活動の中、常に押し寄せる殺処分の危機に恐怖を感じています。

昨年度のクラウドファンディングでは皆様からの温かいお気持ちで保護ハウスを購入することができ、年末ギリギリのところで殺処分寸前の子たちを救い出すことができました。

もし、あの時ハウスが出来てなかったら

今ハウスにいる子たちの笑顔を見ることはできなかったかもしれないと思うと幾度も感謝の思いが込み上げてきます。

そして、私たち県外メンバーも岡山のセンターへ行くたびにハウスに寄って、ハウスの子たちや日頃なかなか会えないメンバーたちに会えたり出来るとても嬉しい場所となっております。

ご支援下さった皆様にあらためまして心よりお礼申し上げます。

そして、私自身も3頭の預かり枠を持ち、我が家のワンコ合わせて常時4頭のワンコのお世話をさせていただいています。本日はその子たちの紹介もさせて下さいね!

早く譲渡に繋がる子もいますが、なかなかしあわせに繋げてあげられない子もいます。

可愛くてよい子なのに未だご縁に繋がらず…我が家に来て1年半にもなる『吹雪』

この子は夜な夜なセンターの犬舎から出たくて出たくて、毎朝血だらけになっていたそうです。

そんな状態でしたから、譲渡不適正という判定で特別譲渡にあげてもらえませんでした。

ですが、今ではすっかり普通のワンちゃんと同じ様に嬉しいや楽しいも表現してくれる美人なお姉ちゃんになりました!

注意点は、「怖いものは怖いのよ!」のパニック時の対応のみです。


次は『武蔵』

推定9歳の武蔵は長くお外で頑張って来た子でフィラリアは陽性、お顔は傷だらけで、見た目はかなりヤバそう!この子を初めて犬舎で見た時、目を合わせるのを躊躇してしまうような雰囲気をかもしだす年期の入った子でした。

それがそれが我が家に来てから、時間なんてちっとも必要ない良い子の面白いオジちゃんでした。

お散歩は我が家で右に出る子はおりません。

私が帰宅すると、我先に前に出てギャンギャン甘える、

尻尾ブリブリ(ふりふりではございません)のへそ天オジちゃんでした。

注意点は「嫌な事を急にしたら怒るぞー!」です。


最後に1番若い『ぐり』

我が家で1番甘えん坊の1歳半過ぎの可愛い女の子です。

この子を7ヶ月くらいからお預かりし、ヤンチャ盛りもお付き合いさせて貰いながら

里親募集をしていた矢先、歩き方に異変を感じ受診しました。パテラとの診断…。

片方の足の術後、幾度となく違和感に自分で糸を噛んでしまって

他の子達の何倍もの期間を経てようやく完治しました。

しかし、残念な事に、それと同時にもう片方も手術が必要との診断を受け、

また10月の上旬に手術に入ります。

仕事をしながらで、なかなか見守りが出来ない状況下でありますが、

絶対にご縁をいただきランで駆け回るぐりちゃんを想像しながら一緒に頑張っています。

とっても甘えん坊さんなかわい子ちゃん『ぐり』

もう少し治療を頑張りますので応援して頂けたら嬉しいです。

こんな風に当会の子達は医療の必要な子、野犬さん、お口が出る子など少しだけ特徴が有る子達です。

ですが、どの子も人の愛情次第と私は思っていて、どの子もいつか、最初に見て感動したあの写真の様に輝く笑顔を見せてくれると信じて活動しています。

この度も、皆様にはお願いばかりになり大変申し訳ありませんが、ハウスの子たちがより安全に暮らせるよう、また、もっと多くの命を保護するためにと立ち上げたこのプロジェクトにお力添えをいただけたら大変助かります。

悲しいことに、私たちの保護を必要としている子たちがまだまだ沢山います。

どうか皆様、私たちの活動が少しでも安心して継続できるよう応援していただけたら大変助かります。どうぞよろしくお願いします!


認定特定非営利活動法人 NPO法人しあわせの種たち

Rescue organization for euthlist animals 岡山県動物愛護センターの登録ボランティア団体で岡山県の譲渡事業との協同を行い、里親募集から譲渡、その後のサポートを行っています。また、殺処分対象となった犬猫の最後の砦としてレスキュー保護をしています。

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