『しあわせの種たち』『ほたる』との出会い:山本 彩江子様からの応援メッセージ
今から約10年前に4頭の犬たちの投稿が目に止まりました。
それが私が<しあわせの種たち>という活動を知ったきっかけでした。
当時も保護猫がたくさんいるなかで新しくわんこを迎えられるだろうか。。。
しかし、どうしても期限のついたそのわんこ達が頭からはなれず悩んでいた時、こんな言葉を知ったのです。
<たとえこの一頭を救ったところで世界は変わらないかもしれない。 けれど、この子の一生は変えることができる>
ある野生動物保護活動家の方の言葉です。
その言葉に背中をおされ家族に迎えさせていただたのが、当時殺処分の期限のせまる犬のほたるでした。 理事長の濱田さんとは、ほたるを連れてきていただいた時にはじめてお会いしました。
いろんな活動家さまがおられますが、動物たちへの愛情、その想いもとても信頼でき、且つ人に対してもとても真摯で丁寧な方で、私の知る保護活動をされている方の中でも本当に信頼のおける方です。
その頃はまだ個人でセンターから保護をされておられました。
その後NPOを立ち上げられ、ご自身の暮らしと両立しながら、いまに至るその過程は、並々ならぬ苦悩と努力だろうと察するにあまりあります。
メンバーの方々も長きにわたり活動を継続されておられることは、ほんとうに大変なこととおもいます。
そして、今新たに保護施設をもつ覚悟をなされたことは、誰もができることではないとおもいます。
ほたるは今年、天寿を全うしました。
彼女と出会えたことで、どんなに暮らしが豊かになり、心を支えてきてくれたかわかりません。
それはいまも同じです。
あの日我が家へ連れてきてくださり、私とほたるがはじめて並んで一緒に散歩をしました。
その時ほたるがはじめて”普通”に歩けたそうです。
そして濱田さんは今でもその感動を覚えてくださっています。
お散歩に一歩でたとき嬉しそうにほたるの身体がはずんだのを今も鮮明に思い出せます。
絶望から老け込んでいた彼女は、センターでは13歳を越えているのではないかと思われていたそうです。実際はもっと若く、獣医さんにまだ2~3歳ではないかと言われ、驚きと喜びでいっぱいでした。
本当にあの時の嬉しそうに歩いてくれたその表情を今でも忘れられません。
我が家へきてしばらく、車があれば怯えて立ち止まり動けなくなってしまったほたるも、家族や仲間に愛され、生き生きと走り回り、人も動物も大好きな保護猫たちにも優しいほんとうに穏やかな姿で毎日を過ごしました。
しあわせの種の方々が尽力し助けていただいたから、 私たちは“しあわせ”になることができました。
あの頃のほたるのように、今も行き場をなくした犬や猫や動物たちが、一頭でも多く生きる喜びにつながりますように。
そして、ひとりでも多く、今の動物たちを取り巻く現状を知り、その善意が生き物を愛する力へと変わっていってほしいです。
ちいさな力も集まればおおきな力になることを信じて
生い立ちやいままでの環境なんて関係ないくらい
しあわせで穏やかに暮らせる犬猫たちのはじめの一歩へ!
しあわせの種たちの活動を微力ながら 私はこれからもずっと応援させていただきたいです。
山本彩江子
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ほたるちゃんに出会ったのは、まだ、個人ボランティアとしてセンターに通い始めた頃のことでした。余命いくばくもない老犬だと言われ、殺処分が決定していました。
弱々しく不安そうな姿に、胸が押しつぶされそうになりました。
そっと手を伸ばしてみると、優しく鼻を添わせてきてくれた時の瞳を今もはっきり覚えています。
どうして、ここにいるのだろう・・・
どの仔もみんなそうだけど、人間を信じて疑わない純粋な命たちが、ここにいる理由がわからない。頭がおかしくなりそうでした。
とにかく、処分なんてありえない!
看取り覚悟でもお迎え下さる優しい方がきっといるはず!
センターにお願いをして、Facebookで繋がっているお友達にも協力していただき里親様を探しました。
そして、出会ったのが山本さんでした。
何度もお電話でお話し、お気持ちやお人柄、看取りでの覚悟を確認し、一旦、私が引出し預かりをした後に、お届けすることになりました。
お預かりしていた間も弱々しい状態でしたから、もしかするとお届けする前に寿命を迎えてしまうかもしれないという懸念さえありました。
山本さんにご相談させていただいたら、どんな姿でももうほたるは家族です。なんとか連れて来てほしい。と仰って下さいました。
大切に気を配りながら車に乗せ、お連れし、山本さんのお宅についた時!
なんと、ほたるは嬉しそうに車から降り、まるでスキップするかのようにお散歩も出来たのです!嬉しそうに笑顔で飛び跳ねる様に歩くほたるを今でも鮮明に覚えています。
今年、ほたるはお空に還っていきました。
山本さんご家族の一員として、深い愛情に包まれ天寿を全うできたほたる。
しあわせだったね。
あの時、人間の勝手で終わってしまったかもしれない命・・・
こんなにもしあわせに輝く日々を過ごせる姿を見せてもらえて私も本当にしあわせでした。
山本さん、本当に有難うございました。
濱田一江
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皆様、いつも私たちの活動を応援して下さり、誠に有難うございます!
理事長の濱田です。私には残りの人生かけて成し遂げたいことがあります。
それは、私たちの活動が「殺処分の最後の砦」としてだけではなく「飼い主の安心とペットたちの安全として双方が最期までしあわせに暮らせること」のお手伝いができる活動へとシフトでき、殺処分が必然的になくなるような仕組みを作りたいということです。
その一歩として、この度10月17日(火)9時より、岡山県に犬猫保護ハウスを開設するためのクラウドファンディングの挑戦を開始し、皆様の温かい応援のお陰様で第一目標達成、現在は1,900万を掲げたネクストゴールに向かい挑戦中です!
どうか私たちのページをご覧いただき、もし、ご賛同いただけましたら、是非、応援して下されば本当に嬉しいです。
期間:10/17(火)9時~12/15(金)23時
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